例年、東京外語大学から留学生をお招きして開催していた会ですが、コロナ禍の昨年度は、児童・生徒・教職員のみによる実施となりました。
さて、今年度です。12月15日(水)3,4校時、本校ホールにて、ハワイ出身の英語教師、シェイン・メンザ先生をスペシャルゲストにお迎えし、国際交流会を盛大に開催することができたのです!ゲストの存在が、児童・生徒たちの意欲をぐっと高め、会を昨年以上に印象深いものにしたことは間違いありません。
第1部では、全児童・生徒による英語スピーチを行いました。
以下はある小学校2年生児童のスピーチの一部です。
Goodmorning,everyone.
Mr.Shane,welcometoAogashima.
DoyoulikeAogashima?
IlikeAogashimaverymuch.
AogashimahasKanju-history(還住).
Alonglongtimeago,abigYamayake(山焼け)happened.
Yamayakeisavolcaniceruption.
PeopleescapedtoHachijojima.
And50yearslater,peoplecamehometoliveproudly.
児童は、この後、自分の夢について話し、お礼を言ってスピーチを終えました。会場からは、温かく盛大な拍手が贈られていましたが、それは、じっくり時間をかけて考えたメッセージが、英語という手段を用いても、しっかりと相手に伝わるのだということを証明した瞬間でした。全児童・生徒のどのスピーチも、それぞれの個性が表れたすばらしい内容であり、かけがえのない国際交流体験となりました。
第2部では、全教職員と児童・生徒による交流活動を行いました。児童・生徒は、2人組で校内数か所に待機している教職員グループのもとを訪れます。そして、全教職員に、それぞれが考えた「What〇〇doyoulike?」の質問をぶつけるのです。ある生徒は、「青ヶ島のお気に入りの場所」について、興味深そうに尋ねていました。
この活動の狙いは、「多様性は即ち豊かさ」なのだと気付かせることにあります。毎日のように顔を合わせている学校の先生たちですが、その好みも過ごしてきた人生も本当に多様です。コロナ禍でなかなか海外の異文化に触れることが難しい状況の中で、「身近にある異文化」、「身の回りの多様性」に目を向けさせ、その価値をみんなで共有することが狙いでした。児童・生徒と教職員をはじめ、ご参観いただいた保護者、村の方がみんなで楽しい時間を過ごせたことで、この狙いは十分に達成できたのではないかと思います。
第3部は、合唱です。WewishyouamerryChristmasを歌いながら、大きなブーケを装飾しました。多様な一人一人の心が、今度は一つになった瞬間でした。