羽田空港から八丈島空港まで35分、ヘリコプターに乗りついで20分、合わせて約1時間のところにあるのが青ヶ島です。でも、船で来ると12時間位かかります。距離にして都内から約360㎞、伊豆諸島最南端の島です。
周囲は約9㎞、面積は約6k㎡、外輪山の中のカルデラには「ヒンギャ」という噴気孔が無数に存在します。厳しい自然と共に生きる知恵がゆったりと流れる時間を与えてくれる島です。
青ヶ島は「還住の島」であり、それは噴火と復興の歴史でした。安永9年(1780)、天明元年(1781)、天明3年(1783)に続き天明5年3月、大噴火が発生しました。130人余りの犠牲者を出しながらも200人ほどが八丈島に避難します。
文政7年(1824)、名主佐々木次郎太夫を先頭に何年もかけて行われた全島民帰還を果たし、天保6年(1835)には年貢が納められるほどまでに再興されました。50年あまりをかけ「青ヶ島への還住」の夢が実現したわけです。
この「還住の島」の誇りは、中学校を卒業し、島外の高等学校へ進学した子供たちの心の支えにもなっています。
青ヶ島の豊かな自然、人々の豊かな心をエネルギー源として、「15歳の旅立ちのための自立」を合言葉に島中が子供たちの成長に一喜一憂する青ヶ島。
ぜひ、おじゃりやって、島と学校を見てたもーりやれ。